04 ギャンブル依存症

生活に悪影響があるにもかかわらず「ギャンブルをしないと落ち着かない」「やめたくてもやめられない」など、自分をコントロールできなくなる精神疾患です。脳の報酬系とよばれる部位に異常をきたすとされており、ギャンブルをした人なら誰でもなりうる病気です。

ギャンブル依存症の治療には、心理療法やカウンセリングなどが有効です。他にも自助グループや相談窓口などがありますので、自分に合った方法を選びましょう。本人だけでなく、ご家族の方も相談できる場合があります。

依存症であることは、なかなか自覚できません。また自覚していても「借金さえ返済できれば大丈夫」と思っていることがほとんどです。周囲の人は依存症であることを責めたり、借金を肩代わりしてしまいますが、これは逆効果です。専門の機関に相談し、本人の回復を促すとともに、周囲の人もギャンブル依存症についての正しい知識を身につけましょう。